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耽美で美しい純愛が魅力の物語、さいとうちほの男女逆転ドラマ「とりかえ・ばや」がついに完結!!

アニメ・漫画の部屋

にゃんきちです。

さいとうちほ先生のとりかえばや物語ついに完結しましたね。

色々ありましたがめちゃめちゃ面白かったです。

なので魅力や見所など色々ご紹介します!!!ちょっとネタバレあります!!

 

 

 

 

あらすじ

漫画は全部で13。完結済み!

お話は実際に平安時代に書かれた「とりかえばや物語」を参考にさいとうちほ先生が漫画として書かれたもの・・・!舞台は平安の宮廷で、まじ「ものの哀れなり!!趣き!!いとおかし!!」な世界観満載です。

平安時代、権大納言藤原丸光の2人の妻が、同じ日に玉のように美しい女と男の赤ちゃんを産んだ。女の子は「沙羅双樹の姫君」と、男の子は「睡蓮の若君」と呼ばれ、すくすくと成長するが、沙羅双樹は外を男童たちと走り回る活発な子に、睡蓮は男を怖がり屋敷内で人形遊びを楽しむ内気な子に育っていた。やがて、沙羅双樹の抜きん出た容姿や才能の噂は帝にまで届き、沙羅双樹は男として元服の、睡蓮は女として裳着の儀が執り行われ、引き返すことはできなくなる。(ウィキペディアより)

つまり、超美しき姉弟が性別を偽り、宮中で生きるというお話です。性別がばれるかもというハラハラドキドキ、平安の美しい恋心を読む和歌の数々、男という立場で(本当は女だけど)恋慕を抱いてしまう、女という立場で(本当は男)仕えるべき相手に恋をしてしまう・・・そんな恋路と、2人の性別逆転生活を脅かす数々の困難。「とりかえばや」となった自分たちの宿命・運命と対峙する展開もありながら、切なく、純粋な・・・超純愛もおり混ざったお話です。

 

元の原文は平安時代の物みたいだけど平安時代の人、すごい良い話書いてる・・・。今も昔も、トキメキと楽しさの本質は変わらないのかもなんて思っちゃいました。

*情緒ある純愛好きにはたまらないジャンル

*男女逆転
*切ない純愛
*運命との対峙
*趣と情緒と和の雰囲気

魂の男女逆転は最近だと「君の名は。」がヒットしましたよね。でも、肉体ごとというか、本当に物理的に?男女逆転するお話で面白い〜って思ったのは「花ざかりの君たちへ」以来かもしれないです。時代背景も平安で全然違うので色々また違うんですけどね。

 

男女逆転っていうのがやっぱり分かっていたけどドキハラが面白い・・・!!そして同時にこの漫画「とりかえ・ばや」は切ない一途な純愛がめちゃめちゃいい味を出していると思います。

平安の都での恋の駆け引き、告げることの出来ない想い、御簾ごしのやり取り・・・。妖しくも耽美な、平安の美しさと切なさ・・・。

物語の中では、主人公の沙羅と睡蓮はどちらもお仕えしている主に次第に恋心を抱くようになるんです。沙羅は男としているわって御仕えしていた帝に・・・睡蓮は女と偽り御仕えしてきた東宮に。睡蓮や沙羅の「女(男)として性別を偽っていること」を絶対に見抜かれてはいけないドキドキ、愛しているのに思いを告げることが出来ない、「嘘をついて御仕えしていること」への罪悪感・・・・。

そして一々、情景が美しく「趣」を感じさせるこの平安感。たまりませぬ・・・。

 

めちゃんこ面白い韓国ドラマにはまったみたいです。

純愛と切ないがすごいですよ。

偽りの性別がバレるかも、でもバレて欲しい、ドキドキハラハラ

性別を取り違えて宮中で働く沙羅双樹と睡蓮の2人!沙羅双樹は「藤原月光」、睡蓮は「涼子」とお互いの名前もそれぞれとりかえて過ごします。

しかしやっぱり秘密は、暴かれそうになるもの・・・。何度も、秘密がバレそうになる危機を迎えます。

初めはの危機は帝の女御である梅壺です。ひょんなことで、「沙羅双樹は男ではなく女なのでは?」と疑念を持つようになります。そしてあれこれ画策して、沙羅双樹の衣を脱がそうとしたり結構色々と強引にやってきます。しかし、沙羅双樹は賢く運動神経も良いので、何とか回避。

その後も、梅壺は梅壺の妹「四の姫」と沙羅双樹の結婚を勧めたりと(女と女の結婚になっちゃうよ!!しかも沙羅双樹は帝のことが好きなのに!!)展開に目が離せません。

ため息が出るような、和歌が美しすぎる

昔の恋物語といえばやっぱり和歌!「とりかえ・ばやで」も作中で何度も和歌が詠まれます。

どうしようもない想い、狂おしいほどの気持ち・・・和歌とともに美しく読み上げられています。

かえしてもくりかえしても恋しきは 君にみなれししずの緒環(何度も何度も幾ら思い返してもあなたへの恋しさは変わることがない)

 

夕暮は雲のはたてにものぞ思ふ 天つ空なる人を恋ふとて(夕暮れの空はるかかなたにもの思う 天の彼方におわす御方に恋しているのだと)

 

三瀬川のちに逢瀬は知らねども来ん世をかけて契りつるかな(「初めて結ばれた人に背負われあの世への三途の川を渡る」というあの伝説 今世ではあなたと川を渡れぬかもしれぬ けれど来世ではきっと私と約束しよう)

…来世でもあなたと添いたいと願うほど愛しているって事ですね!!

 

日本人って消極的だ見たいに言いますけど、昔はこんな「和歌というラブレター」を意中の相手に向けて読みまくっていたのかと思うと全然消極的じゃないじゃんって思っちゃいますね。

情景とともに読まれる和歌はため息が出るような儚さと美しさを感じてしまいますね・・・!素敵・・・!

純愛が苦悩が切なく苦しい!!沙羅と帝(主上)、睡蓮と東宮の恋路にドキドキ!!

睡蓮は女として生きるけれど、本来は男。そして次第に、主である東宮にいつの間にか恋心を抱くように・・・。見た目が女なので百合っぽくもみえて色んな意味でどきどき。

沙羅双樹も同様に・・・帝とのドキドキシーンがドキドキです。男装している時はちょっとBLっぽくも見えたりしちゃう。

睡蓮と東宮

 

 

しかし、嘘は長くは続かないもの。

後半では、帝からも2人の「入れ替わり」を疑われ始めます・・・。特に沙羅双樹は帝のことを慕い、恋心を抱いていました。その為、そのことを知り深い悲しみと帝に嘘をついていることへ罪悪感を感じる様になります。そして、地位を返上し出家して罪を償おうとも考え始めるのです。

 

「お慕い申し上げるって」いいですよね・・・。

 

登場人物がみんな麗しい!!帝が麗しい!!

主要な登場人物が、みんな美形です。麗しい。

帝なんて、色香溢れる麗しさが凄いです。人間なのか・・・。帝はいつも先を見つめいているような、雲の上にいる人のような高貴で雅な御方感があります。

主上が麗しすぎるね

そして、主人公の沙羅と睡蓮。見た目はそっくりで美しい2人は、性別を入れ替えて都を生きることになるんですがそこで波乱万丈な日々が幕をあけるんです。

沙羅は運動神経が勇敢でよく快活な女の子で、男として、帝(男)に仕えます。そして睡蓮は、恥ずかしがり屋で臆病な男の子で、女として東宮(女)に仕えます。

沙羅も睡蓮も、主への忠誠心が非常に高く、そこに芽生える恋心が必見です・・・。

沙羅が男に、睡蓮が女と偽っていたよ。2人とも超美形で瓜二つ。

 

他にも、帝を殺そうとしてくる美しい僧侶や、石蕗というたらしのイケメンなどなど個性的で美しい人間たちがが出てきます。

 

13巻ちょっぴりネタバレ。終巻のクライマックスは目が離せません。

12〜13巻では帝の命を狙うものが、火を付けたりして宮廷を混乱に陥れます。

一時は罪の意識から出家を考えた、沙羅双樹と睡蓮でしたが、「守るべき人」のために最後までこの身を使い切ろう最後のその時までと心に決め再び立ち上がります。

 

そして、動乱の中で・・・遂に帝に2人の真実が知られてしまいます。

 

・・・2人はどうなっちゃうの?!って感じですよね!!最後まで面白くて目が離せません!!

 

でも安心してください!!最後はハッピーエンドです。なので、安心して読み進めてください!!!

最終巻は・・・うん・・・幸せ度が高すぎて死ぬかと思いました。読めば分かります、幸せ度高いやつです。

 

最後にひとこと!ありのままの自分と無常の価値観

どうでしたでしょうか。

「男として生きる」「女として生きる」それは誰にも決めることができない。そして、その違和感の中に生きることは想像以上に辛く大変なことなんだと改めて感じました。そして、この「とりかえ・ばや」という作品は、性別だけではなく、自分らしくありのままに生きることが大切なんだということも教えてくれる素敵な作品でした。

 

「とりかえ・ばや」さいとうちほ先生、どのページもしっかり描いていくれててどのページ見ても見目麗しいです。

 

また、最終巻の巻末ではさいとうちほ先生のコメントが載っていました。

「ものの哀れ」(しみじみと無常を感じること)がこの時代に生み出された重要な価値観です。

無常とは「常に同じ状態のものはない=変化する」という意味。留まることのない想いや時代、命の巡り・・・そんな全ては移り変わってゆくことへの儚さとやるせなさ、そしてだからこそ美しいと感じる切ない気持ちに、平安の人々は溜息をついていたのかも知れません。

そんな「ものの哀れ」の感覚にも注目しながら読んでみても面白いかもしれませんね。

 

ぜひ興味ある方は、読んで見てください。ちゃんと、最終巻まで読まなきゃだめですよ!!

 

 

 

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