若しかしたら、妖怪かもしれないにゃんきちです。
皆さん、千と千尋の神隠しには「幻のラストシーン」があるというのをご存知ですか?
私、千と千尋の神隠しが映画館で放映された当時(小学生)、映画館で見に行ったんです。でも、なんだか金曜ロードショーでやる千と千尋の終わり方にいつも何となく違和感があるような無いような気分でした。
まぁ、気のせいかな〜☆彡と思っていたら「もう一つの幻のエンディング」があるらしいとの書き込みや同じ様にラストシーンに違和感がある人々の記事を発見。
ということで、劇場版限定の幻のラストシーンの噂やそこで描かれた千尋とハクのその後について調べてみました〜!
みんながお馴染みの一般的なラストシーンについてのおさらい
千と千尋の神隠しおおまかなあらすじ
物語は千尋と両親が引越し先の新居に向かう車の中でお話が始まります。
そして車の移動途中、道を間違えたためか、不思議な場所を見つけます。そしてその場所に父親の提案で立ち寄ることになりました。
そこにはトンネルがあり先に行って見よう!と両親は進んでいきます。千尋は行くのを嫌がりながらも渋々行くことに…。
トンネルを抜けた場所…そこは実は神様がが癒しを求めてやってくる湯屋があったりする不思議な世界でした。しかし、そこで両親が無断でお客様(神様)用のご飯を食べてしまったことから、魔法で豚にされてしまいます。
千尋はどうしよう…となりますが、そこで出会った少年ハクの助言の元、両親を豚に変えた魔女のいる湯屋でなんとか頼み込み働く事に成功!千尋は両親を救うために湯屋で働き頑張ります。
そして千尋はハクや色々な人たちと関わりながら困難を乗り越えて何とか両親と共に人間の世界に戻る・・・というお話です。
通常ラストシーン
そして一般的に知られている最後のラストシーンは…
千尋とハクが土手の所で「きっとまた会おうね」とさよならをして、千尋は両親とともに「神様がいた湯屋の不思議な世界」と「人間の世界」を繋ぐトンネルを抜け出ます。
そして、トンネルを抜けると、千尋達の乗ってきた車が落ち葉と埃だらけで両親たちは驚きます。(両親はあちらの世界で豚にされていた為覚えていないかもしれないですが、千尋たちはしばらくあの不思議な世界で過ごしていた為に、時間も経過してしまったのかもしれませんね)
トンネルを抜けてから千尋はしばらく、抜けてきたトンネルをじっと見つめますが、「行くよ」と両親に呼ばれて振り返り(この時、銭婆の作ってくれた髪留めがキラッと光る)、走って両親の乗っている車に千尋も乗り込みます。
そして、トンネルのあるこの森を後にする場面で映画は終了です。
千尋とハクのその後を知れる、もう一つのエンディング
もうひとつの幻のラストシーンでは、このトンネルのある森を後にして、千尋たちが新居に着いてからのお話が描かれています。
「自分の名前を思いだし湯婆婆との契約を破棄したハクは、千尋との約束どおり、元の世界にもどり、うまく千尋の家の近所の川の主におさまった」という説
(引用:https://matome.naver.jp/odai/2148504788181529301)
その幻のラスト・・・とも言われているものは①〜⑤の下記のようなものです。
千尋の最後のシーンでつけいている髪留めは、あちらの神様の世界で銭婆にもらったもので最初の頃につけていたものと別物になっていますよね。
しかし、①千尋はあちらの世界であったことは忘れてしまったのか、車内で髪留めが変わっていることを不思議がります。
そして②新居に向かう途中丘から引越し屋さんのトラックが新居にすでに到着しているのが見えて母親が「もう業者さん来ちゃってるじゃないの」と父親を怒ります。
そして、新居に無事到着!③業者さんから「遅れられると困りますよ〜」と千尋たちは注意されます。
④その後、千尋が新居の周りを散策、何気なく歩いていると短い橋のかかった小川を見つけます。
⑤その橋から川を眺めている千尋は一瞬ハッとなり、この川はハクの生まれ変わりであることを感じたような場面で意味深な余韻を残して物語が終わる・・・というもの。
一部の映画館で放映、アフレコもされていたらしい
ちなみにこのもう一つのエンディングシーンは映像化、アフレコもされていて公開当時は一部の映画館で一週間期間限定で実際に流されていたとのことです。
そして、現在何故以下のラストシーンが無かったかのように扱われているかは謎とのこと。
似たような場面やシーンと勘違いしている?
「千と千尋神隠し」のもう一つのラストですが、劇中に似ているシーンが存在しておりその辺りと混同して「勝手に脳内で物語を作ってしまったのではないか」「色々な噂を聞いて(似たようなシーンもあったことから)、脳が錯覚しているのではないか」という風にも言われています。
確かに実際前半部分で母親が「引越センターのトラックが来ちゃうわよ。」と言ったり、丘の街の風景が映されたり、実際遠くから千尋の家を見る場面もありました。

左上の青い家が千尋達の新居
また、小川のシーンも一回だけですが前半で出てきて父親が「川を作ろうとしたんだね」と言って、千尋も頑張ってこの小川を渡ります。
また、橋の下を覗き込むシーンなんかもあったりします。

この後でハクに出会う
でもそしたら引っ越し業者のシーンはどこから・・・。
確かに映画館でラスト引っ越し業者に千尋の親が「遅れられると困る」とかなんとか言われてた記憶があったと思っていたんだけどな。むむむ。
マイクラで幻のラストシーンを再現した強者動画ものある
マイクラで千と千尋の「幻のラストシーン」を再現いたという強者までいます。
千尋と関係ありませんが、マイクラで絶対この千尋の世界観を作るの大変でしたよね。風のざわめきも音楽も千と千尋の世界観が出ていて素敵・・・これを作成する技術がすごい。
雰囲気もすごくでてますし、この千と千尋の幻のシーンが本当に存在してもしなくてもこれは見て損はないと思います。(初めて見た時「すげえ!!」ってなりました)
マイクラなのにジブリの情景が浮かんでしまいます。
そして、動画に対するコメントにも「このエンディング観たことある!」と共感している人も沢山・・・!やっぱり、記憶にある人沢山いるんですよ!!このラストシーン!!
残された本物の公式動画がないのが悔しいです!!なんでないの!!
結局もう一つのラストは本当に存在するのか嘘なのか
「だいぶ初期の黄色いVHSに収録されてる」とか、「絵コンテにも描かれていないし公式動画もないからただの都市伝説だ」など色々言われています。
正直いうと、実証できる証拠が何もないので論理的に問い詰められると分かりませんという感じです。
私は観た気がするという感覚もあるし、気持ち的にはこのラストはある!と私は思いたいというか思っていますけどね・・・!
でも、幻エンドがあっても、なくても人間の世界では「千尋とハク」は「人間と神様」だから湯屋の時みたいには話せないかもしれません。
けれど、見えないけれど側にいるっていうのを示した余韻のあるラストは素敵な終わり方だな〜と思います。
一度あったことは忘れないものさ……思い出せないだけで。(銭婆のセリフ)
幻エンドもあったかどうか、証拠もないから・・・なんとなく記憶もあやふやになりってしまいますが、でもこのラストに身に覚えがある人は「記憶」「感覚」がきっと残っているんだろうなと思います。
このぼんやりしている夢のような記憶の感覚・・・映画を観ている中でいつの間にか私たちも「神隠し」にあってしまったのかも・・・なんて思ってしまいました。
もう一つのラストシーンを信じるも、信じないも観た人の心次第です・・・!
ということで今日は、千と千尋の神隠しの隠されたもうひとつのラストシーンについてでした!
最後まで読んでいただきありがとうございました〜!!
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