最近、友人から「この漫画面白いから読んで!!感想待ってる!!」
ということで被写界深度というBLの漫画を借りました。
で……読んだのですが、すごく良かったので感想などを書かせてください!!
絵も話も良い!モラトリアムラブ!!
好みとかあると思いますが、私はめっちゃ好きな絵でした…。
「年間920万PVを突破!実力派デビュー」と帯にも書かれています。
苑生(えんじょう)先生という方が描かれた漫画です!
高校生〜大学までの二人の青年の話で、
「尊敬、羨望、劣等感、嫉妬…」他者への複雑な想い、
葛藤と憧れの中で募っていく「好き」の気持ち。
そんな、二人の青年のモラトリアムなラブを描いた作品です。
音楽好きな男と写真好きの男の話
本当は音楽が大好きな早川と写真好きの紺野という2人の青年の話です。
2人とも同じ高校の生徒で、何となく帰りたくない放課後
に屋上で出会う所からお話は始まります。
その後も度々屋上で話すようになり、早川と紺野はお互いのことを少しずつ知っていきます。
音楽がとても好きだったのだけれど色々な理由があって大好きなことを捨ててしまった早川。一方で紺野は写真を撮るのが好きで、好きなことを純粋に楽しみ、自分らしく過ごしている。
早川はそんな、紺野をみて「憧れ、嫉妬、羨望、劣等感、尊敬……」
を覚えるようになります。
自分も本当は音楽をやりたい、胸を張って好きなことをしたい、
紺野のように自由に生きたい。
早川は紺野との交流の中で「自分らしい人生」「自分らしい生き方」を
少しずつ見つけていきます。そうした中で紺野にも惹かれていく…。
「誰かの為に捨てるんじゃなくて自分の為に選べよ。他人のものじゃねーだろ。お前は」
「うん。俺は俺のものだよ」
(被写界深度)
…自分は自分だけのもの。誰かの為に捨てるのではなくて自分の為に選び取る選択。
なんだか、考えさせられるものもありました。
2人のキャラもとっても良い!!
「早川」は黒髪男子のイケメン。一見クールな感じでスマートな風。
本当の自分を隠しつつスマートに普段は振舞っているという感じ。
でも、好きなことややると決めたことはとことんやるような実は情熱のある人。
ちょっと性にゆるい。紺野といる時は、自分の欲望を素直に出してくるのが可愛い。
紺野のことを紺ちゃんて呼んでいます。
素直になってからの早川はめちゃめちゃ可愛いです。
「紺野」は金髪男子で、男前って感じ。イケメン。
誰にでも裏表なく接してくる。
そんなにペラペラ喋る方ではなくて割かし無口な方だけれど、
人の気持ちに表情等でよく気づき早川にお節介をやく。お酒を飲むと笑い上戸になる。
時たま、射抜くように見詰めてくる瞳がドキッとさせます。
紺野は早川が好きなことをしたり、一生懸命であったりする姿を嬉しそうにいつもみているんです。
私なんて性格がちょっと歪んでるのか…
なかなか人の成功とか喜びを素直に喜べなかったりする場面が多いです。
羨ましいとか、なんで私は…、ずるい…とかそういうふうに思ってしまう。
きっと他人と自分をすごく「比較」してしまうからなんだろうな。
人の幸せを、友の幸せを自分のことのように嬉しく思ったり、幸せに感じたり…。
自分には自分の素敵な良いところがあって、
他の人にはその人だけの良いところがあって、そういう所を素直に感じて
「いいな」と思えるようにしていきたいな。
比較ばっかりじゃなくて、純粋に良いなと思える瞬間やことを大切にしたいし、
増やしていきたいなぁ。
被写界深度読んで改めて思いましたが、
私こういう届かない、もどかしい、切ない漫画大好きです…。
二人が出会い学生時代が過ぎ何年後とかに再開とかして、
昔と変わったところ、変わってないところを懐かしみながらも、やっぱり好きだなぁ、切ねえなぁみたいな…最高ですね。
変えることのできない壁、どうしようもないことを認め合い、乗り越えていく、受け入れていく…素敵ですね…。
被写界深度は、2巻で完結なのでそれもとても読みやすくてGood!!って感じでした。もっとこういう漫画読みたいなぁ。
そんなことで今日の記事はここまでです。読んで頂きありがとうございました!
被写界深度 上【電子書籍】[ 苑生 ] |
被写界深度 下【電子書籍】[ 苑生 ] |
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