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魔女の宅急便にでてくるウルスラの絵画の意味について考えてみた!

アニメ・漫画の部屋
出典:スタジオジブリ「魔女の宅急便」

にゃんきちです。

私の好きなジブリの魔女の宅急便に出て来るあの印象的な絵画。なんだか素敵でしたよね。画家の少女ウルスラが書いたあの絵・・・。

 

作中ではあまり多くを語られなかったあの絵ですが、何か込められた意味があるのかななんて思ってしまって。そんなことで、あの絵の意味について考えてみました。

 

そもそも魔女の宅急便のあの絵画のモデルは?

そもそも画家の少女ウルスラが描いたあの絵画には実はモデルがあります。

 

 

青森にある八戸市立湊中学校養護学級の13名の生徒さんたちが共同で作成した版画があったのですが、その共同版画『虹の上をとぶ船 総集編Ⅱ』「星空をペガサスと牛が飛んでいく」がモデルだそうです…!

坂本小九郎先生の指導のもとで制作された作品で、その作品をジブリの宮崎駿監督が見た際にとっても気に入って、映画にも登場させたらしいです。

映画で出す際は、となりのトトロ美術監督であった男鹿和雄氏が手を加えて、キキを加筆したものが映画の中で登場しています〜!

実物とはまた違った雰囲気で幻想的に描かれていて素敵ですよね・・・!

出典:八戸市立湊中学校養護学級昭和51年度在籍生徒 指導:坂本小九郎「虹の上をとぶ船 総集編Ⅱより 星空をペガサスと牛が飛んでいく」1976年

 

 

絵に出ててくる動物たちの意味は?

絵の意味が分からないので描かれている動物などのスピリチュアルな面から見たメッセージ性とかシンボルの意味などを調べてみました。そして、勝手に私の見解を書いてみました。

勝手に推測で書いてる部分もあるのでその辺りは、お許しください・・・!!!

 

  • ペガサス:シンボルや象徴としては「霊感」「不死」「教養」「名声」などの意味があります。また「成功と自由」「注意喚起」をスピリチュアル的には示したりもするようです。
空を大きな翼で翔るペガサスは、キキをいつも乗せているほうきをあらわしているのかもしれません。色々な困難もありながら、キキをなんの制約もない空へと自由へと導く、そしていつも傍にいるほうき。いつもは動かないただのほうきだけど、キキをいつも見守って「成功と自由」へと導いてくれているのかもしれませんね。
  • 牛:シンボルや象徴としては「平和」「自己犠牲」「寛大」「太陽」「義務」「苦難」「家庭的幸運」などの意味があります。また、諸外国では家畜として牛は大切な存在だった為、神様として崇められてたり魔除けとしても用いられていることが多いようです。
生きていく中できっとキキは幾たびも迷い悩むでしょう。それでも、描かれた雄牛のように力強い生命力を持って、キキだけのキキらしい輝きを放って苦難を乗り越え、平和へと幸せへと進む姿をあらわしているのかもしれません。

 

  • 魔女:シンボルとしては「秘密」「知恵」「ミステリアス」「神秘的」といった意味があるようです。
この絵に描かれているのはキキ。そう思うと、あんまりシンボル的な意味の”魔女”って感じがしませんね。ただ、キキもこれから少女魔女から大人魔女へと成長して行きます。思春期の曖昧な時間を抜けて・・・未来へ駆けて行く一人の女性の姿が描かれているのかもしれませんね。
  • カラス:鳥には「時間」「魂」「迅速さ」などというシンボル的な意味があります。しかし、カラスは告げ口屋だったり不吉の象徴ともされていますよね。・・・が、一方では、カラスは神様の使いともされ神聖的な見方をする場合もあります。(賢いカラスは神様なんだよって言われているんですって!!)そんなことでスピリチュアル的にはカラスには「再生」「再スタート」「夜明け」「シンクロ(意味のある偶然、必然的な偶然)」といった意味もあるようです。
この絵を劇中でキキが見た時は、キキは魔法が使えなくて悩んでいましたよね。このカラスはもしかしたら、キキの魔法も悩みも夜が明けるように解決するよという暗示だったのかもしれません。魔法のせいで沢山悩んだけれど、お陰でキキは大きく魔女としても女性としても成長しました。人生で生きることにきっと無意味な事なんて無くて、いつか夜明けは来るし、全てのことに大切な意味があるんだってことをカラスたちがあらわしているような・・・そんな気がします。
  • 月:月にはものすごく色々な意味がありましたが、シンボルとして「母性」「女性らしさ」「優しさ」「包容力」「慈愛」「希望」「道導」「成長」「再生」「神秘的」なんて意味がよくよく知られているみたいです。
赤は「全ての始まり(スタート、生命、目覚める時)」を示す色とされています。三日月がその赤に染まっている。劇中後半ではキキはとんぼの危機を救い、魔女としても女性としても成長しますよね。そして友人も増えいい意味で街でキキの生活が新しく始まったようにも見えました。なので、きっとこの月は、キキがこれから魔女としても女性としても素敵に目覚めることをあらわしていて・・・生命の生きる意味や希望、愛みたいなものを表しているんじゃないかなと思います。そして、少女ではなく大人な気持ちでキキが新たに頑張る気持ちで街に生きることを暗示しているのかもしれませんね。

 

 

出典:スタジオジブリ「魔女の宅急便」

 

モデルの絵の制作過程からみるウルスラの絵の意味は?

モデルの絵は養護学級生トアみんなで力を合わせて作成した共同作品。版画の指導をした坂本先生は、一つの作品であって、でも個人個人の表現が世界が体現されている・・・そんな作品作りをしようと心がけていたそうです。

養護学級なので、制作する生徒もいろいろな事情を抱えたいろんな子供達がいます。彼らみんなの表現を絵の中に表したいと坂本先生は考えて・・・稚拙な表現も、悲しみも、優しさも、変だから、下手だからと差別して取り除くことなく作品の中に取り入れようとしたんです。

 

一人ひとりの個性をもつ子どもたちの表現が温かく受け入れられて、それでいて全体としてまとまった世界を表現できないだろうか。

 

その結果、完成した版画の大きい絵はどの部分を抜き取っても一枚の作品になっているらしく、坂本先生自身も絵が完成した時はそのことに驚いたようでした。

いろいろ詳しい坂本先生の思いが対談を通じてここのページに書かれていましたよ!→http://10plus1.jp/monthly/2017/12/hachinohe-02-3.php

 

魔女の宅急便のウルスラの描いた絵画の意味・・・もしかしたらこの絵には「一人一人の個性ある人々、それぞれのありのままを受け入れる、表現できる世界」を示しているのかもしれません。

魔女として生きる、パン屋として生きる、絵描きとして生きる、飛行機を作流夢を抱いて生きる・・・みんながそれぞれ悩みながら苦しみながら、でも夢や希望を抱きながら生きています。心ないことを言って傷つけられたり否定されたりすることもあるけれど、「自分らしく生きる」「差別せずに認め合う」そんなことをもしかしたらあらわしているのかも・・・・と感じてしまいました。

人みんなそれぞれ自分だけの魔法(才能や特技、想い)を持っています。それをこっそり磨いて、自分らしく生きるために、その魔法の種を、小さな花を咲かせることができたら素敵だなって思います。

 

 

そんなことで、今日はウルスラの絵画の意味についてでした!

最後までお読みいただきありがとうございました〜!!

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