悪魔みたいに怖いカオナシが千尋に執着する理由と呑み込まなかった訳

アニメ・漫画の部屋

最近自分が妖怪かも・・・と思い始めているにゃんきちです。

千と千尋の神隠しのカオナシ、千尋に気にかけてもらったことがきっかけなのか千尋を欲しがり食べてしまおうとまでしますよね。

なぜ、あんなにもカオナシは千尋が欲しいのか?そしてなぜ千尋はカオナシに食べられなかったのか?そんなことについて今回は考えてみました。

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カオナシは悪魔だから自分からは湯屋に入れない?

カオナシって湯屋の周辺うろついてましたけれど、湯屋には入ってきませんでしたよね。あれなんでかな〜と私思っていました。

手から偽物だけど、かなり精巧な砂金出せるし・・・お金出せば、温泉入れそうだし気なっているなら入ればいいのに。

そこで思ったのです、入らないのではなく、入れないんだと。

 

悪魔や魔物は、家の中の人から「入っていいよ」と歓迎されないと家には入れないと言われています。逆に許可を得られれば入ることが出来るんです。

建物や家になんて簡単に入れそうですが、玄関の敷居は結界としての守りの意味合いもあります。

家を構えているだけで私たちは魔の物から守られているわけなのです。(もともと家の敷居を踏むことはあまりよく思われていませんし、敷居を踏むことは”家主の頭を踏む”だとか”神様を踏みつけていることになる”とか言いますよね。)

ましてやこの「千と千尋の神隠し」に出てくる湯屋なんて湯婆婆の守りの呪文が張り巡らされていそうですよね。

しかしどんなに結界、守り、魔除けがあったとしても家の中の人が「入っていいよ」と許可し、客人を歓迎することで守りのまじないは無効化されてしまう…と言われています。

 

カオナシは、自分がなく居場所もない寂しい存在。心の闇を陰を欲望を具現化した存在だとしたら、やはり「魔の物」と言えるのかもしれません。

魔の存在”カオナシ”を、何も知らない千尋は「雨に濡れててかわいそうだな、こっちに入ってきてもいいよ」と扉を開けてカオナシを湯屋にお客として招待してしまったのだと思います。

 

そうして、カオナシは湯屋に侵入し、皆の気を金で引いて行きます。

湯婆婆はカオナシがどういう存在か分かっている様でしたが、かなり厄介な雰囲気。きっと欲望や心の陰湿な部分の塊であること、心の闇は大暴走してしまうことを知っていたのでしょう・・・。

お金の欲よりも本当に怖いのは、心の本当の欲望や人を呪う陰湿な部分の様な気がします。

そいつの正体はカオナシだよ。そう、カオナシ!欲にかられてとんでもない客を引き入れたもんだよ。あたしが行くまで余計なことをすんじゃないよ!

 

金の欲にかられて湯屋のみんなはカオナシを大歓迎しますが、結局は周囲の欲望を飲み込み、大混乱に陥れてしまうのです。

 

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カオナシの千尋を欲しがる(食べたい)理由

これは、カオナシ自身を見つめてくれたのが千尋ただ一人だったからだと思います。

ただ一人カオナシ自身を見てくれる千尋に嬉しくなって惹かれて、一方でそんな千尋の存在自体を羨ましく思って・・・千尋を食べて「千尋の力を手に入れて自分も好かれる自分になりたい!」「心の穴を埋めたい!」と思ったのかもしれません。

 

他の近付いてくる湯屋の者たちはカオナシの出す「金」が目的で、誰もカオナシのことなんて見てなんていませんでした。

でも、千尋は「そこ濡れませんか。ここ開けときますね。」と他の存在と対等に気遣い扱ってくれたり、「あの人湯屋にいるからいけないの。あそこを出た方がいいんだよ。」と湯屋の外へ連れ出したり、ちゃんとカオナシ自身のことを考えて接してくれましたよね。

カオナシは自分という存在を理解しようとしてくれる、心に触れようとしてくれる、自分を対等に考えて気にかけてくれる、そんな千尋にとっても惹かれたんだろうなと思います。

 

そして、千尋を手に入れれば(食べる?)カオナシの陰のような暗くて寂しい心の隙間も埋まるまもしれない、千尋に変身できてみんなに認められるかもしれない・・・そう思ったのかもしれません。

 

でも、自分は自分。他人は他人。

決して、自分以外の他の誰かになることは決してできないんです。

 

千尋はカオナシに食べられなかったのは千尋が物欲に無欲だったから?

それは、千尋は物欲に無欲であったから、そして千尋の本当に欲しいものはカオナシの持っていないものだったからだと思います。

「あなたは来たところへ帰った方がいいよ。私が欲しいものは、あなたには絶対出せない。」

千尋が本当に欲しかったものは「ハクが助かること」「両親を救うこと」「両親と人間の世界に無事帰ること」など、”大切な人たちの救いと幸せ”です。

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お金や物では買えない価値です。

 

ここで、金に目がくらみこの湯屋で豪遊して暮らそうとか思ってしまっていたら、千尋はカオナシに食べられてしまっていたかもしれません。

ついつい人は目先の楽さになびいてしまうもので、自分の本当に目指す目的を見失わないことって案外難しいです。それがさらりとできた千尋はすごなと思います。

最後に一言

いかがでしたでしょうか。

千尋は正直、見た目も冴えないし、ちょっと鈍臭い。(この普通っぽさがすごく親近感わいちゃう。)でも、正直で一生懸命で、相手のことを考えてくれる、思ってくれる本当に素敵な女の子です。

カオナシがついて行っちゃうのもちょっと分かるような気もしてしまう・・・。

カオナシは孤独で寂しい存在だなって思います。でも、他者と比較して苦しむのではなくて自分の本当の居場所や価値を自分自身の中に見出せるといいなって思います。

 

ということで、今回はカオナシが千尋を欲しがる訳や食べられなかった訳などについてでした〜!!

 

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