最近妖怪かもと思い始めているにゃんきちです。
千と千尋の神隠しに出てくるハクいますよね!千尋をいつも支えてくれた、不思議な少年で、めちゃイケメンのハク・・・!
そんなハクの真名、正体、疑問を今日は書いてみました〜!!
ハクの本当の正体と名前は・・・
ハクの正体は川の神様「ニギハヤミコハクヌシ」
「ハク」という名前は本名ではありません。
ハクは湯屋で働く際に、湯婆婆に本当の名前を教えてしまったのでしょう。自分の名前を奪われ、思い出せなくなり・・・わからなくなってしまったのです。
でも、千尋と昔出会ったことはなぜか覚えていました。
「湯婆婆は相手の名を奪って支配するんだ。いつもは千でいて、本当の名前はしっかり隠しておくんだよ」
「名を奪われると、帰り道が分からなくなるんだよ。私はどうしても思い出せないんだ。」
「でも不思議だね。千尋のことは覚えていた。」
名前に関することは忘れてしまっても、誰かとの思い出や心に刻まれた記憶までは湯婆婆の契約でも奪えないのでしょう。大切なことは体と心がちゃんと思えているのかもしれません。
そして物語の終盤で、「千尋が小さな頃に琥珀川というところ落としてしまった靴を拾おうとして川に落ちたこと」「溺れた千尋を川の神様が助けてくれたこと」を思い出したことをきっかけに、ハクは自分の本当の名前と姿を思い出します。
「千尋、ありがとう。私の本当の名は、ニギハヤミ コハクヌシだ。」
「私も思いだした。千尋が私の中に落ちたときのこと。靴を拾おうとしたんだね。」
このことからハクの真名は「ニギハヤミコハクヌシ」であり、川が本来の姿であるということがわかります。おそらく川の神様だったのでしょう・・・!

出典:ジブリ・千と千尋の神隠し
「ニギハヤミコハクヌシ」の由来は?
ハクの本名は「ニギハヤミコハクヌシ」
漢字ではおそらくですが「饒速水琥珀主」と書くらしいです。
なんでこんな長くて面倒な名前なんだろう・・・と皆さん思いませんでしたか。琥珀でいいじゃんみたいな。
でもこんなに漢字もあるのだから、何か意味ああるのでは・・・と思ってちゃっかり由来を調べてみました。
結構調べたら奥が深くて・・・私の理解でた範囲でご紹介!
まずこの「ニギハヤミコハクヌシ」は「①ニギハヤヒ」➕「②ハヤミ」➕「③コハクヌシ」で構成されているようです。(ニギハヤヒとハヤミが合体してニギハヤミになったのかなと思われます)
まずこの「ニギハヤミ」というのは日本書紀や古事記に出てくるニギハヤヒノミコトという大和地域(今の奈良県のあたり)を納めていた方のことを指しているそうです。
そして次に「ハヤミ」これは「速水」・・・流れの速い水を表します。実際千尋は小さい頃、琥珀川で溺れそうになったエピソードもありますよね。
このことからも、琥珀川は結構流れの速い川であったのかな・・・と思います。
次の「コハクヌシ」ですがこれは単に川の名前かなと私は思っています。
ただ漢字は「琥珀」だろうなと思うので・・・昔、琥珀石がたくさん取れる川であったとか琥珀色の川であるとかそういった由来なのかもしれません。
ハクの名前一つにしても奥が深すぎます・・・!!
ハクの白竜の姿って一体なんなの?
ハクは人の姿と竜の姿を持っていますよね。
でも、ハクは人のままでも十分イケメンだし、そもそもあの竜の姿にはどんな意味があるのかなって少し疑問でした。
でも以前、不思議なものを見れたり感じれたりする人からこんなお話を聴きました。神様だったり本来目には見えない大きなエネルギーは普段見えないけれど、イメージで表すと「竜」だったり「鳳凰」「馬」「狐」のような姿のようなものかもしれない・・・と。
これを聴いて思いました、ハクの白竜の姿は、神様や本来目には見えない大きなエネルギーが世界に存在を示す時に示す姿なんじゃないかなと。
神様だったり、天使、不思議な力、エネルギーというものは多分、私たち人間のように衰えて死んでしまうような肉体の器や決まった姿というものを持っていないし、死ぬという概念もないです。
ただ、時たま人を導き、助けてくれる時だったり、何かサインを送ってくれる時に「イメージ」として何かの姿を持って私たちに話しかけたり、サインを送ってくれたりするんじゃないかなと。
きっとハクの白竜の姿は「琥珀川」や「川の神」を体現した姿なのだろうな・・・!と思います。

出典:ジブリ・千と千尋の神隠し よく見ると、ハクの目と白竜の目って当たり前なのかもしれませんが似てるんですよ〜
最後に一言
いかがでしたでしょうか。
名前や姿を考えるだけでもすごく奥が深かったです・・・さすがジブリ。他にも『千と千尋の神隠し』のハクのその後八つ裂きにされたか否かについてなど・・・色々記事を書いているので興味があれば読んでいってくれると嬉しいです。

ということで今回はハクの正体や名前の由来についてでした・・・!
ここまで読んでいただきありがとうございました〜!!
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